渋さ知らズのベーシストのヒゴさんの家で火鉢を囲んで浪花節のレコードを聴く「浪曲ナイト」におよばれしてから、浪曲狂いとなっている。それまでは全く知らなかった。浪曲と浪花節は同じものと初めて知ったってようなていたらく。浪花節という言葉だけで下卑なものという印象が世の中にあって、俺もだまされてたわけだ。学生の頃入り浸ってた某ジャズ喫茶のマスターがアルバートアイラーを評して浪花節じゃねーかこんなもんと言ってたのを思い出す。アイラー好きだった俺はなんかしらんが腹が立った。てことは聴きもしないで浪花節蔑視をしていたのだ。若造ってのはちんかすだね。浪曲って言葉は、この浪花節蔑視の風潮から何とかイメージを変えようという苦心の末作られた言葉らしい。なかせるねー。フリージャズっていうと客が来ないから何て言おうと悩む我々の日常に通ずるなー。
100円ショップのダイソーってのがあるのは知ってると思うが、あそこはえらい。何が偉いって浪曲のCDだけでも俺の知るかぎり36枚出してる。著作権のこととか思うと悲しくなるが、安いってのは貧乏人には何よりありがたい。浪花節を聴いたことない人でも気軽に入門できるところがいい。俺は今のとこ34枚入手して聴きまくってる最中なのだ。聴いててまず思うのが、言葉のリズムが気持ちいいってこと。で、語る口演者、三味線弾く曲師によってまるで感じが違うってこと。当たり前のことなんだけど、浪花節イコールだみ声の義理人情っていういい加減な偏見しか持ってなかった人間の目を覚ますには十分な衝撃。間抜けな男の馬鹿話もありゃ、じゃんじゃかじゃんじゃかのりのりの演奏もある。切った張ったの任侠ものばかりじゃない。どうも俺はやくざもの、さむらいものは嫌いで、まぬけもの、人情ものが好きなようだ。とまーそんだけ懐が深いのだ、浪曲は。
浪曲日記 10/3更新
2004,2,2 木馬亭に行ってみた。そのときのことは日記に書いたのでここでは書かないが、そこでも書いてなおかつまたいいたいことがある。
マイクを使わないでくれ!生でびりびり響く声が聴きたいのだ!
三味線を弾く曲師をついたてで隠すのはもうやめよう!
昼の1時から4時までの口演だと、かたぎで働いてる連中は見に来れない。来るのは隠居の爺さんばかり。これじゃ浪曲に未来のありようはずもない。かといって浅草は日が暮れると閑古鳥、人っ子ひとりいなくなる。夜やったからって客が来るとは限らないのは身をもって知ってはいるが、隠居を相手にするか現役を相手にするか、どっちっつったら後者のがいいっしょ。浪曲に興味を持っては見たものの、ネット上に公式ホームページすらないし、どこでいつやってるのか知る手段が少なすぎる。やっと知ったらえ〜昼間?ってんじゃ足は遠のくわな。ホームページくらいつくりゃいいのにね。若者で浪曲に興味を持つのがいるとしたら変わりもんに違いないが、じゃんじゃかじゃんじゃかしたかしましい音楽にうんざりしてるのはいっぱいいるはずだ。HPくらいあったらそういうのが引っ掛かってくるかもしんないのにね。浪曲って音楽としても相当おもしろいと思うのに。あ、当然口演者、曲師によるけどね。古いレコードの、浪曲がまだ熱かった時代の演奏はほんとにかっこいい。そんなこんなといろいろ問題はあるが、やってる当人たちが気づかないことにはどうしようもない。でも思ったやつが少しずつ小出しに言ってきゃ、どこかで伝わるときが来るに違いないと信じてえらそなことを書いているのだ。木馬亭の人に言ってあげようとちょっと話しかけたのだが言えなかった。弱っちーなーおれも。
パソコンが立派になったせいか、googleで検索してたら、浪曲関係のページが前よりもたくさん見つかった。でも浪曲協会の公式ページは未だ発見できず。
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おっと、みつけた。
勝手に載せちゃえ。いけなかったらごめんなさい。
ちょぼくれ庵ーお友達のeraさんの浪曲に関するつれづれページ